余市岳(1488m)
(キロロスキー場ロープウェイルート)

余市岳 山スキールート(赤:登り、青:下り)

(この場合の下降トラックは右股の沢を下ることができず登り返した)

余市岳
コル手前の稜線から見る余市岳(4/15)

 余市岳は札幌近郊で最も高い山である。その麓にキロロスキー場ができて以来、ロープウェイを利用して冬でも容易に登ることができるようになった(2019年現在、1回券はなくなったらしい)。しかし、標高が高いので厳冬期には非常に厳しい条件になるので十分に気をつけていただきたい。春にはツボ足でも登れるようになる。最近、スノーモービルが多く、うるさくて排気ガスが臭いのが困りものだ。

白井岳から見た余市岳
 登山装備をしていると、ロープウェイに乗るときに登山届けを出したかどうか訊かれるので、乗り場に行く前に登山届けを出しておいた方がよい。山頂駅からは、朝里岳につながる、飛行場と呼ばれる台地を通ってゆく。視界の悪いときは迷いやすいのでコンパスで方向を確かめながら行くこと。緩やかな斜面を登ってゆくと、余市岳のコルにつく。ここはかなり下りなくてはならない。コルからの登りはかなり急なのでジグを切って登り、適当なところで雪庇を越えて尾根に上がる。厳冬期にはこのあたりから強風でクラストした斜面になる。頂上付近はハイマツが出ていることが多い。
 下りは登ったとおりにロープウェイ駅に降りるのもよし、夏の登山道ルートを通ってゲレンデの途中に降りてもよい。ただし、ゲレンデに戻るには右股の沢川を渡らねばならないので、スノーブリッジがあることを確認のこと。

3Dルート図

余市岳3Dルート図

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