海別岳(1419m)
(ダムルート)

海別岳
登山口から海別岳を望む


小清水付近から見た海別岳

海別岳 山スキールート

 海別岳は知床半島のつけ根付近に位置し、標高の高い割にはなだらかな山容で山スキーに適している。しかし、厳冬期は気象条件が厳しく、またアプローチの道路が除雪されていないため、日帰りの山登りは無理である。三月下旬以降、道路が除雪されると、海別川支流、十二線川上流の林道まで車で入ることができる。
 登り始めてすぐに鹿柵に行く手を阻まれる。近くに扉はないのでスキーを脱いで乗り越える。やがて右手からの林道に合流し、さらに行くと大きな砂防ダムに出会う。ダムの上も林道が続いているが、左手の斜面が緩やかな疎林になってくる付近から左手の台地状尾根に上がる。だだっ広い尾根は疎林であるが見晴らしはきかない。標高700mを過ぎると森林限界となり、1155mポコが正面に見える。
 雪が少ないと森林限界より上はハイマツが露出しているから、雪がつながっているところを探して登ってゆく。1155mポコは大きく左側を巻き、次の1389mポコ(ニセピーク)を目指す。この付近から上部は春でも常に強風が吹き、斜面はクラストしている。スキーをぬいでツボ足で登らねばならないこともある。運が良ければ頂上から流氷に埋め尽くされたオホ−ツク海を見渡すことができるであろう。 

3Dルート図

海別岳3Dルート図

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