徳舜瞥山(1309m)
(旧登山道および上野ルート)

徳舜瞥山
おおたき青少年の家付近から見た徳舜瞥山


上野ルート1050m台地から見た徳舜瞥山

徳舜瞥山 山スキールート 上野ルート(赤)、旧登山道ルート(オレンジ)

旧登山道ルート

 大滝村の三階滝から南西に行く453号線の途中に旧登山道入り口がある。最近は夏、「青少年の家」キャンプ場から林道をゆき、鉱山跡から登るルートが一般的であるが、こちらは山スキーには適していない。尾根を登る旧登山道の方が山スキールートである。登山口は道路より牧草地に入ったところにありちょっと分かりにくい。数台分の駐車スペースが除雪されている。
 しばらくは牧草地横の林の中をだらだらと登っていく。所々に夏道の番号標識がある。標高700m付近にすこし傾斜がきつくなる斜面が現れ、この上は針葉樹林帯になっている。結構大きな木の中を行くので山の中に入った感じがする。木が混んでいるのでまっすぐに進むことはできないが、最大傾斜線に沿って登るようにする。針葉樹林帯を抜けると、雑木の疎林になる。その先に急な斜面が現れると、そこが頂上尾根の末端、地図上の906m標高点である。尾根の北側を回り込んで適当な斜面を見つけて登る。尾根の上はダケカンバの疎林である。登ってゆくにしたがい、クラスト斜面が多くなってくる。ハイマツが所々に露出している急なクラスト斜面を登ると頂上だ。このハイマツの出ている斜面はスキーで滑るのは難しいので適当なところでスキーデポしてツボ足で登るとよい。
 GPSトラックログ(POTファイル)

上野(牧場)ルート

 このルートは「北海道の山と谷」では「上野ルート」と紹介されているが、業者のツアーで牧場ルートとも呼ばれている。453号線から村有牧場の方に上がってゆく道路の除雪終点が登り口である(2019年現在、除雪されていない)。
 牧場と防風林をいくつか抜けて高度を上げてゆく。初めの方は夏尾根道ルートよりは傾斜がある。徳舜別山の頂上は下の方からもよく見えるが、ずいぶん遠くにあるように見える。牧場が終わると小径木の針広混交林となる。滑るときには悩まされそうな密度だ。しばらく行くと林道らしい伐開地が現れ、しばらく伐開された廊下を進んでゆく。林道が右に曲がってゆく辺りから左にそれて尾根を進む。少し狭まってきた尾根をさらに行くと開けた平坦地(1050m台地)に出て、その先に徳舜別山がそびえ立つように現れる。(写真)
 山頂への登りは二段になっている。一段目は適当な斜度の斜面で、雪がよければ滑りが楽しめるが、このあたりから風当たりが強くなるのでクラストしていることが多いだろう。2段目はハイマツが出ている急斜面でスキーで滑ることは難しい。
 このルートは夏尾根ルートより距離が短く平均斜度も大きい。しかし、頂上下、1段目の斜面を除くと、夏尾根ルートのような、適当な斜度のダケカンバの疎林帯がないので、滑る楽しみに欠ける。
 GPSトラックログ(POTファイル)

グーグル・アース(Google Earth)による3Dルート図

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