白老岳(968m)


945mポコの尾根から見る白老岳

白老岳頂上からの眺望


二の沢左岸ルートP870より見る白老岳

白老岳 山スキールート
二の沢左岸ルート(赤)、二の沢ルート(ピンク)、「三の沢」ルート(オレンジ)

二の沢左岸ルート

 もっとも一般的なルートで二の沢川にかかる中笛橋の袂から入る。駐車する場所はとくにない。沢の左岸の台地状の緩やかな尾根を970mポコを目指して登る。970mポコは東側を巻いてゆく。帰りに970mポコを通過するときに、ポコから北西にのびる尾根に入らないように注意。この尾根を下りると最後はかなり急斜面となり、その後は沢の中に入って出ることができなくなる。川が完全に埋まっているときはよいが、あいているときは危険である。ポコからは西北西に向かうようにする。
 GPSトラックログ(POTファイル)

「三の沢」ルート

 二の沢の上流の沢に名前はつけられていないが、仮に「三の沢」と呼ぶことにする。このルートは「三の沢」を登って尾根を乗り越して白老岳に向かう。
 滝笛トンネルの大滝側口に駐車できるスペースがある。ここから前の沢に下りて右手の丘に登る。地図には書かれていないが、この丘の向こうに「三の沢」の川がある。標識のたくさん付いているところから河岸段丘を川まで下りて左岸に渡る。小さな川なのでスノーブリッジは早くにできる。向かい岸は急なので登るのに苦労するかもしれない。川を渡らずに右岸をそのまま行くこともできるが、ブッシュが濃く、沢の源頭を渡るときに遠回りになる。左岸に登った後は川沿いに沢をつめてゆく。沢の源頭に滑りを楽しめる斜面が広がっている。沢の源頭から945mポコに連なる尾根を乗り越すと白老岳が初めて見える。ここから白老岳の東側コルに向けて下ってゆくのだが、帰りの登り返しを考えて、ゆるやかな下りトレースをつける。コルからは北側の斜面をジグを切って登る。ここは写真に見るように疎林なのですばらしい山スキーゲレンデになっている。帰りは登ったトレースをたどってもよいし、谷まで滑ってからシールをつけて登り返してもよい。「三の沢」の途中まで滑ってから、送電線のポコに登って滑るルートもある。
 GPSトラックログ(POTファイル)

二の沢ルート

 このルートは二の沢の中を通るので川が埋まっていないと登れない。中笛橋から二の沢川右岸にある林道を行く。ルート図では途中で右岸の台地に上がっているが、林道をまっすぐに行った方が良いだろう。とくに危険な場所や雪崩が起こりそうな斜面はない。標高680m付近に小さな滝がある。滝壺は埋まらないで水面がでている。その横の急斜面をトラバースするときに滑り落ちないように注意する。その先で沢が狭くなっているが、問題なく通り抜けられる。左岸からの大きな沢を過ぎたあたりから左岸に登ると、頂上につながる斜面にでる。
 GPSトラックログ(POTファイル)

 この他、トンネル出口から送電線に沿って登り、945mポコの下を通るルートを紹介しているクロカンの本がある。かなり遠回りになる。

グーグル・アース(Google Earth)による3Dルート図

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