三段山(1748m)
(ノーマルルート、沢ルート、森林帯−西尾根ルート)
すばらしいパウダースノーを楽しめる、山スキーのメッカである。白銀荘をベースとしていろいろなルートを楽しむことができる。標高が高く上部は森林限界を超えているので目標となるものがなく、迷いやすい。また、厳冬期は気候条件が厳しく山頂まで行ける機会は少ない。視界のない時は無理をしないように。
十勝岳連峰展望
二段目から三段山(左手)を望む
一段目の斜面 |
二段目の斜面 |
ノーマルルート
白銀荘から夏の登山道に沿って登るのが通称ノーマルルートである。一段目の上に上がると針葉樹の疎林帯にはいる。二段目に上がる尾根の西側に雪庇が発達していることがあり、これが崩れて雪崩が起こったことがあるので注意。
二段目から上は森林限界を超え、樹木のないハイマツ帯となる。このあたりから先は風が強いとクラスとした雪面になる。三段目から上は登山道から離れて、通称「廊下」を登る降りすることが多い。
一段目の手前から、右に折れ、沢の中の登る沢ルートもよく使われる。上部でノーマルルートあるいは西尾根ルートにつながる。もちろん、下降ルートにも使われる。
森林帯−西尾根ルート
白銀荘から少し上がったところから東側の森林帯に入り、西尾根を目指すルートである。最初のうちは目標が見えないからしっかりした地図読みが必要である。上部でノーマルルートあるいは西尾根ルートにつなげる。
この他、いろいろなバリエーションルートがある。 三段山をはじめ、この付近の山スキーについては三段山クラブのホームページが詳しい。
西の谷下降ルート
下りは西尾根の西側の通称「西の谷」を滑るのも楽しい。谷は下部で狭まってくるので、標高1480m付近からトラバースして西尾根に上がる。その下は沢ルートか森林帯ルートを選択する。
3Dルート図