春香山(907m)
(桂岡およびオーンズスキー場ルート)

 春香山は古くから山スキーの山として親しまれてきました。小樽市桂岡町から登ってオーンズスキー場に下りるのが普通ですが、それぞれのルートを往復することもできます。頂上直下には山小屋(東海大学銀嶺荘)があり、管理人が常駐しています。現在では小樽-定山渓線の春香小屋から入るのが、春香山への近道ですが、このルートは銀嶺荘までは狭い林道でほとんど平らなので、スキーができるのは銀嶺荘から上に限られます。
春香山頂上ゲレンデ
札幌市手稲稲積付近から見た春香山


春香山の頂上ゲレンデ
(札幌市内より超望遠で撮影)
春香山 山スキールート

桂岡ルート

 桂岡住宅地の再奥にある、夏の登山道入り口から入る。砂防ダム脇を通る川沿いの林道を行っても良い。登山口には車の駐車するスペースはあまりない。最新の国土地理院の地形図では消されてしまっているが、夏の登山道が林道と平行して通っているのでこれを辿る。銭函峠の手前までは山の斜面をトラバースしてゆき、トラバースを終わると土場にでる。ここから下は帰りの滑りを楽しむことはあまり期待できない(林道を滑る手もあるが)。夏の登山道は土場からまっすぐに登るが、スキーでは右の林道を行った方が近道である。登り切ると銀嶺荘まで少し下りになる。銀嶺荘の上の斜面は絶好の山スキーゲレンデになっている。

オーンズスキー場ルート

 こちらのルートは主に下りに使うので、下りについてのみ書く。頂上から北西方向に行くと木の少ない平坦地にでる。ここまで張碓川の方から林道が上がってきているので、この林道を探して下りれば間違いない。林道がヘアピンカーブしている所から尾根伝いに滑り降りると、665mポコとのコルにつく。このポコを右に巻いて尾根伝いに下りると、500mポコとのコルにつく。途中に古い標識が多くあるのでこれを辿ればよい。ポコはどちら側からでも等高線沿いにゆけばシールをつける必要はない。GPSトラックではここを登っているが、北東尾根を越えるためにこの程度は登る必要がある。ここを過ぎると463mポコへの緩い登りになる。
 463mポコからの下りは昔、”ヒヨドリ越え”と呼ばれる難所だった。現在はカラ松の植林地になっている。樹間のブッシュはあまりひどくないが、尾根が狭いので、このルートでは一番の難所であろう。これを下ると平坦地にでて、その向こうにオーンズスキー場が見える。
 GPSトラックログ(POTファイル)

 3Dルート図


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