国土地理院の地形図に
GPSトラックや記号を表示

(2015.1全面改訂)

 地形図にGPSのログなど、いろいろな情報を重ね合わせて表示することは、「カシミール3D」でもできますが、それらをホームページに取り込むには、画像として保存して静止画像として表示しなければなりません。現在ではほとんどのPCがインターネットにつながっているので、インターネットから地図を取り込み、ホームページに表示することが可能です。
 Google(グーグル)マップや国土地理院の電子国土Webは、自作のホームページなどに任意の場所の地図を表示し、 さらに地図上に線、記号などを書き込むことができます。Googleマップについては他の場所で解説しているので、ここでは電子国土Webの利用法について解説します。
 なお、当然のことですが、PCがインターネットにつながっていないと地図は表示されません。

電子国土Webをホームページに取り込む

 次の地図は電子国土Webの地形図をこのホームページに取り込んだものです(取り込み方は後述)。GPSトラックログ(青線)、記入した線(赤線)、および記号(▲)が地形図に重ね合わせて表示されています。 地図の拡大、縮小は右下の+、−ボタンのクリックで、地図の移動はマウスのドラッグによってできます。また、記入した線や記号をマウスでクリックすると、その名称が吹き出しで表示されます。 

電子国土Webのデータ表示機能

 上のような地図を簡単につくるには、地理院地図の電子国土Webの機能を利用すると便利です。サイトの表示は最初、日本全土なので拡大して目的の地域を表示します。上の図は札幌の円山です。
 最近の地理院の地図はずいぶん進歩して、以前はGoogleマップしかできなかった航空写真と地図の重ね合わせができるようになりました。左下の「地図ボタン」から地図だけでなく航空写真(全部の地域があるわけではない)も選択できます。また、カシミール3DやGoogle Earthのような3D表示もできるようになりました。
 新しい地理院地図の機能は、右上の「機能」ボタンを押すと表示されます。さらに、メニュウの「ツール」を選択するといろいろな機能が表示されます。GPSトラックログを読み込む機能は「作図・ファイル」にあります。
作図
 作図・ファイルでのファイル読み込みは左上のボタンです。電子国土Webに読み込めるGPSデータはkml、geojson、topojson形式に限られているので、他の形式のデータはkmlに変換する必要があります。ちなみに、これまで、POTやGPXファイルをkmlファイルに変換する作業は、カシミール3Dに頼っていましたが、カシミール3Dのはき出すkmlファイルと電子国土Webは相性が悪いようで、読み込めないことがあります。そこで探したところ、GPX2JSGI(GPX→KMLコンバータ)というソフトがありました。kmlにはgpxファイルからしか変換できませんが高機能です。
 なお、Googleマップに読み込めるのもkmlファイルだけですから、GPSデータを保存しておくにはkmlファイルにしておくと便利です。また、スマホの地図アプリではGPSファイルの標準形式はgpxであり、共有の出力ではkml形式もサポートされています。
 電子国土Webへのkmlファイルの読み込みは、[参照]ボタンでファイルを選択し、[読込を開始]ボタンで読み込みます。作図機能には、記号、直線、ポリゴン、円、TEXTなどがあります。文字(TEXT)記入もできますが、出力がgeojson形式に限られているようで、筆者はその使い方がまだわかりません。

作図情報つき地図の出力

 出来上がった地図の出力は、ツールメニュウの「共有」です。「リンクを取得」、「サイトに埋込」(埋込用リンク取得)、「名前を付けて保存」(ファイル出力)を選択できます。GPSトラックなどの記入した情報を含む出力は、ファイル出力のみなようです。ただし、出力されるファイルのサイズは異常に大きくなるので注意が必要です。
 ファイル出力(名前を付けて保存)はhtml形式で、保存する際に「詳細設定」によって情報ボタンや機能ボタンを非表示にできます(チェックを外す)。
 保存したhtmlファイルはホームページにソースファイルとして組み込むことができます(最初の地図はこうして作ったものです)。なお、このファイルにはJavascriptが含まれているので、Webブラウザの設定でJavascriptが有効になっていないと表示されません。
 また、作図データはファイルとして保存でき、必要に応じて読み込むことができます。 
 ホームページに組み込むもっとスマートな方法として、地図を読み込んだときにデータをxmlファイルとして読み込む方法もあります。
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