手稲山(1023.7m)

 手稲山は札幌の西方に位置する台形状の山です。アイヌ語ではタンネ・ウェン・シリ(長く悪い山)というそうです。大正時代からスキーが盛んに行われ、1926年(大正15年)にパラダイスヒュッテが建設されました。1972年には札幌冬季オリンピックが行われ、そのスキーコースは札幌市街からも見ることができます。今ではあまりにも開けすぎてしまったので山スキーの対象にはならなくなりました。それでも手稲山に連なる838m峰はネオパラと呼ばれ、今でも山スキーが盛んです。


札幌市街から見た手稲山(300mm望遠で撮影)

手稲山
反対側から見た手稲山(「旧送電線」より)
手稲山は北から見ると穏やかな山容ですが、南側は切り立った断崖が連なる岩山です。


奥手稲山から見た手稲山


手稲山838m峰、通称ネオパラ{札幌市街より300mm望遠で撮影)
ネオパラは札幌市街から最も近い山スキーコースです。中央に見える白い裸地斜面がいわゆる「大斜面」で、スキーに格好のスロープです。ネオパラとはネオ(新しい)・パラダイスの意味で、パラダイスヒュッテのある辺りが「パラダイス」と呼ばれていたことに対応すると考えられます。


ネオパラ「大斜面」をデジスコで撮影
天気がよい休日にはスキーのシュプールだらけになる。


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