オンネトー湯の滝

 オンネトー国設キャンプ場の駐車場から南に林道を1.5Kmほど入ったところにある。林道のゲートが施錠されているので車で入ることはできない。
 ここの泉源は小高い場所にあり、そこから湯が滝となって流れ落ちている。この湯の中には特殊な細菌が住んでおり、藻類と共同して温泉中に含まれるマンガンイオン(Mn2+)を酸化し、マンガン酸化物(MnO2)を生成している。このようなマンガン酸化細菌は世界的にも珍しく、2000年にこの温泉は「オンネトー湯の滝マンガン酸化物生成地」として国の天然記念物指定を受けた。
 昔は温泉がわき出す池に入浴していたが、マンガン酸化細菌への影響を考えて滝の途中から引き湯した湯船が作られた。しかし、入浴による温泉の汚染が下流で起こることから、2005年以来、入浴は全面的に禁止となり、湯船は撤去された。入浴はできなくとも見るだけの価値があると思うので紹介した。
 

オンネトー湯の滝。黒く見えるのが酸化マンガン。

かつてあった湯船と脱衣小屋。今はない。

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