エンレイソウ
(延齢草)

 エンレイソウはエゾエンゴサクなどと同じ頃に咲く花で、北海道の平野から山地まで広く分布しています。形は違いませんが、種類の多い花で、細かな違いを区別して探し出すのはなかなかたいへんです。ここにはサトシンがこれまでに見た5種類を載せましたが、他に4種類(またはそれ以上)が知られています。これからも新しい種が発見されるかもしれません。さらに、実の色も青と黒があるので、組み合わせはさらに多くなります。また、花弁の数が少なかったり、多かったりするものがたまに見られます。
 エンレイソウは染色体が大きくて観察しやすく、また種類が多いので遺伝の研究に使われています。その端緒となったのが北海道大学理学部の研究です。その関係で附属植物園には世界中のエンレイソウが集められています。

エンレイソウ ミヤマエンレイソウ オオバナノエンレイソウ ヒダカエンレイソウ
コジマエンレイソウ チシマエンレイソウ 花弁数異常 外国産

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