キタキツネ
(イヌ目イヌ科亜種キタキツネ

 北半球に広く分布するアカギツネの亜種で、本州以南に生息するホンドギツネよりやや大きい。耳の裏と四肢の足首の部分が黒い。 夏は野ネズミを主に食べているが、雑食性で人が捨てた食物もたべる。
 キタキツネも近年になって増加した野生動物の一つだ。昔は毛皮を取るために猟師が血眼で追い回していたものだ。冬、山の中に足跡はあってもその姿を見ることは希だった。その後、毛皮の需要もなくなり、人家の近くで容易に食糧が得られるようになったため、山の中よりも市街地周辺に多く住むようになった。また、観光客が餌を与えるために“観光キツネ”が増えて、車道に集まるキタキツネの交通死や病死が増えている。キツネに限らず野生動物に餌を与えることは、人間の自己満足のためだけで、決してその動物のためになることはない。


石狩浜で出会ったキタキツネ。人慣れしすぎている。


富良野岳登山道にいたキタキツネ。観光キツネだろう。


キタキツネの子(4月 根室)


子ギツネ


札幌円山公園にて 3月


石狩湾新港にて 1月(釣り人が雑魚を捨てるのを待っているらしい)


果てしない雪原を行く(野付半島)

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