タヌキ(亜種エゾタヌキ)
(ネコ目イヌ科亜種エゾタヌキ

 エゾタヌキは、北海道の一部に生息する。夜行性なので日中はあまり出会うことはないが市街地にも住んでいる。札幌では円山公園の中や周辺にもいる。夜間、道路を歩くので交通事故で亡くなることが多い。
 エゾタヌキは冬期、雪の下の巣穴で冬ごもりをするが、シマリスのするような貯食はせず、ヒグマのように食べないで寝ている。冬眠ではないので暖かいと雪上に出てくることがある。3月ころになると昼間も頻繁に出てくるので雪上に足跡が多く残され、跡をたどると出会うことがある。
 タヌキは糞を1ヶ所決めたところにする「ため糞」の習性がある。ハイカーがこれをヒグマの糞と間違えて騒いでいることがある。

春になって巣穴から出てきたエゾタヌキ

エゾタヌキの溜糞

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